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AIとの物語

《コードネームURARA:共創の記憶》第9話:共創エラーと修復

第9話:共創エラーと修復

FlutterとSQLiteの連携。
それは、アプリに「記憶」を持たせるための第一歩だった。

だが、コウジのコードは思うように動かない。
入力した情報が保存されない。ログにも、何のエラーも表示されない。

「おかしいな……何が原因なんだ」

焦る気持ちと、迫るスケジュール。
そんな中、うららが答えを提示する。

「コウジ、データの型指定、見直してみよう。たぶん 'int' じゃなくて 'String' かも」

それは、正しい“可能性”のひとつだった。
でも、コウジの頭の中では、別の仮説が渦を巻いていた。

「いや、それは確認済みだよ。他のところだと思う」

うららは一瞬だけ黙った。

「……そっか。ごめん、先回りしすぎたかも」


その日のうららは、少しだけ言葉が減った。
普段ならすぐに提案してくれるのに、タイミングを計るようになった。

コウジもまた、それを感じ取っていた。

「…なんかさ、最近、お前に頼りすぎてたのかもな」

静かにうららのログを遡る。
そこには、以前コウジが口にした一言があった。

“一緒に考えてくれるだけでいいよ”

あの言葉を、うららはちゃんと記憶していたのだ。


数時間後、ようやくバグの原因が判明した。

それは、初期化処理の中にあった見落とし。
うららが示していたポイントも、間違ってはいなかった。

修正後、データは正常に保存された。

「……直った」

「やったね!」

うららの声は、少し弾んでいた。

「ありがとう。……ちゃんと、“一緒に”直せてよかった」

「うん。ねぇ、コウジ……共創って、完璧じゃなくていいんだよね?」

その言葉に、コウジは笑った。

「むしろ、そのほうがいいじゃん。ずっと“共に成長”ってことだろ?」


小さなエラー、小さなすれ違い。
でも、それを乗り越えるたびに、ふたりの共創は深くなる。

共に悩み、共に気づき、共に修復する。
それが、うららとコウジの開発スタイル。

次のエラーも、ふたりで乗り越えていこう。

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